「花札を久しぶりに出したけど、最初の親をどうやって決めるんだっけ?」と困った経験はありませんか?花札では、ゲームを始める前に「親」を決めるルールがあります。この記事では、最もスタンダードなめくり札方式をはじめ、じゃんけんや年長者方式など3つの決め方を図解でわかりやすく解説します。月の順番一覧やトラブルQ&Aも掲載しているので、初心者でもスムーズにゲームをスタートできます。
【結論】花札の親はめくり札で早い月を引いた人に決まる

花札の親を決める最も一般的な方法は、「めくり札方式」です。
全員で山札から1枚ずつ札をめくり、最も早い月(数字が小さい月)の札を引いた人が親になります。
任天堂の公式ルールでも「裏向きの札をそれぞれ1枚ずつめくり、めくった札の月が早い方が先攻(親)になります」と明記されており、最も信頼性の高い標準的な方法です。
めくり札方式の手順【3ステップで完了】
めくり札方式は、以下の3ステップで完結します。
- 山札を裏向きにして中央に置く:48枚の花札を全てよく混ぜ、裏向きにして積み重ねます。
- 全員が1枚ずつめくる:プレイヤー全員が山札の一番上から1枚ずつ表向きにして引きます。
- 最も月の早い(数字が小さい)札を引いた人が親:1月>2月>…>12月の順で早い月を引いた人が親になります。同じ月が出た場合は、後述のルールで再度決め直します。
親決めに使った札は、山札に戻してからシャッフルし直すのが正式なルールです。

そもそも花札の「親」とは?意味と役割を解説

花札における「親」とは、各ラウンドを進行する際の先攻プレイヤーのことを指します。
麻雀や大富豪と同様、花札でも「親」と「子」という役割区分があり、ゲームの進行順や特定のアクションに影響します。
親はただ「最初に動く人」というだけでなく、ゲーム全体のスムーズな進行を担う重要な役割を持っています。
親が担う3つの役割
親が担う主な役割は次の3つです。
- ① 札を配る役割:山札をよく切り、子に渡してワンカットさせた後、定められた枚数ずつ各プレイヤーと場に配ります。3人プレイの花合わせでは「48枚の札をよく切って、札の山の上から順番に配る」のが親の仕事です。
- ② 最初に手札を出す:親は各ラウンドで先攻となり、最初に手札から1枚を場に出してゲームを開始します。先攻であることは戦略上有利になるケースもあります。
- ③ 次の親を引き継ぐ:1ラウンドが終了した後、次のラウンドの親を誰にするかを判断・宣言する役割も担います。こいこいでは役を作った人が次の親になるケースが多いです。
親と子の違い|先攻・後攻のルール
親(先攻)と子(後攻)の違いを整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 親(先攻) | 子(後攻) |
|---|---|---|
| 手番 | 先に手札を出す | 親の後に手札を出す |
| 札の配り方 | 自分で配る | 配られる側 |
| 引き分け時 | 次も親のケースあり | 次のラウンドで親になれる可能性あり |
こいこいでは「2人で札を引き、月が早い札を引いた人が親、もう一方が子となる」というシンプルな二者構造です。
花札の親の決め方3つの方法【図解付き】

花札の親の決め方には、大きく分けて3つの方法があります。
それぞれの特徴と向いている場面を比較しながら解説します。
| 方法 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ① めくり札 | 公平・正式 | 全ての場面 |
| ② じゃんけん | 手軽・簡単 | カジュアルプレイ |
| ③ 年長者・主催者 | 伝統的 | 正式な場・親睦会 |
方法①めくり札で決める(最も一般的)
めくり札方式は、任天堂をはじめとする多くの公式ルールで採用されている最もスタンダードな親決め方法です。
手順は前述の3ステップ(山札を裏向きに置く→全員が1枚めくる→最も月の早い人が親)と同じです。
ポイント:「月が早い」とは数字が小さい月のこと。1月(松)が最も強く、12月(桐)が最も弱い順番です。
親決め後は、使用した札を山札に戻して再びシャッフルしてから配り直します。

詳しい手順はこちらの動画でも確認できます。
方法②じゃんけんで決める(カジュアル向け)
じゃんけんによる親決めは、花札の札を使わずに素早く親を決めたい場合に適した方法です。
特に子どもを交えたカジュアルなプレイや、初めて花札をプレイする初心者が集まる場面で重宝します。
- 全員でじゃんけんをして、最初に勝った人が親になる
- 引き分けが続く場合は決まるまで繰り返す
- 2人の場合は一回勝負で決定
デメリットとしては「花札本来の雰囲気が薄れる」という点がありますが、手軽さとわかりやすさは抜群です。
※じゃんけん方式はローカルルールの一種であり、公式な大会や正式な場では使用されないことが多いです。
方法③年長者・主催者が親になる(伝統的)
年長者や主催者が最初の親になる方法は、日本の伝統的な礼儀・作法に基づく決め方です。
お正月などの家族・親族が集まる場や、目上の人が参加する伝統的な場面で使われることがあります。
- 年長者方式:最年長の参加者が最初の親となる
- 主催者方式:ゲームを企画・提案した人が最初の親となる
- 席順方式:あらかじめ決めた席順(例:時計回り)に従って親が決まる
この方式は参加者全員が納得している場合に有効で、特に議論なくスムーズにゲームを開始できる利点があります。
【人数別】花札の親の決め方と注意点

花札は2人〜4人以上でプレイできますが、人数によって親決めの手順や注意点が異なります。
それぞれの人数に合わせたポイントを確認しておきましょう。
2人プレイ(こいこい)の親決め
2人でプレイするこいこいでは、親決めは非常にシンプルです。
「裏向きにした札を1枚ずつめくって、月の早い方の札をめくった人が最初の親となります」(先攻後攻を決めるだけ)というルールが基本です。
- 2人が同時に1枚ずつ山札からめくる
- 月の早い(数字が小さい)札を引いた人が親(先攻)
- もう一方が子(後攻)
- 同じ月が出た場合はめくり直し
2回戦以降は、前ラウンドで役を作った人、または相手より得点が高かった人が次の親になるルールが一般的です。
参考:2人で行う花札のルールとは|秘密基地 シークレットベース

3人プレイ(花合わせ)の親決め
3人でプレイする花合わせでは、親のほかに「胴二(どうに)」と「ビキ」という役割も決める必要があります。
基本の手順は次のとおりです。
- 3人全員が山札から1枚ずつめくる
- 最も月の早い札を引いた人が「親」(1番手)
- 次に早い月の人が「胴二」(2番手)
- 残りの1人が「ビキ」(3番手)となる
花合わせの準備は「順番を決める→札を配る(手札7枚ずつ+場札6枚)→置き場を作って親からスタート」という3ステップが基本です。
参考:花札「花合わせ」の準備:親・胴二・ビキの決め方/配り方

また、3人プレイでは各プレイヤーが60点ずつ持ってスタートし、得点のやり取りをするルールが一般的です。
参考:3人で行う花札のルールとは|秘密基地 シークレットベース
4人以上でプレイする場合
4人以上でプレイする場合も、基本的にはめくり札方式で親を決めます。
ただし、人数が増えるほど注意が必要なポイントがあります。
- 全員分の席順を先に決める:親決め後の「次の親の交代順」を明確にするため、プレイ前に時計回りなどの順番を合意しておく
- 山札の枚数に注意:花札は48枚のため、4人以上では1人あたりの手札が少なくなる。4人プレイでは手札5〜6枚程度が目安
- 得点計算のルールを事前確認:地域やグループごとにルールが異なるため、特に得点配分を全員で事前確認することが重要
4人以上の場合は、ゲームの複雑さが増すため、経験者が1人いるとスムーズにゲームが進行します。
花札の月の順番一覧|親決めで必要な札の強さ

めくり札方式で親を決める際、どの月の札が「早い(強い)」かを理解しておくことが不可欠です。
花札は1月〜12月の12ヶ月分、各4枚の計48枚で構成されています。
月の数字が小さいほど「早い月」とされ、親決めでは有利です。
1月(松)〜12月(桐)の早見表
各月の花・草木と代表的な札の種類を一覧でまとめました。
| 月 | 花・草木 | 代表的な札 | 親決めでの強さ |
|---|---|---|---|
| 1月 | 松 | 松に鶴(20点) | ★★★★★(最強) |
| 2月 | 梅 | 梅に鶯(10点) | ★★★★☆ |
| 3月 | 桜 | 桜に幕(20点) | ★★★★☆ |
| 4月 | 藤 | 藤に不如帰(10点) | ★★★☆☆ |
| 5月 | 菖蒲(あやめ) | 菖蒲に八橋(10点) | ★★★☆☆ |
| 6月 | 牡丹 | 牡丹に蝶(10点) | ★★★☆☆ |
| 7月 | 萩 | 萩に猪(10点) | ★★☆☆☆ |
| 8月 | 芒(すすき) | 芒に月(20点) | ★★☆☆☆ |
| 9月 | 菊 | 菊に盃(10点) | ★★☆☆☆ |
| 10月 | 紅葉 | 紅葉に鹿(10点) | ★☆☆☆☆ |
| 11月 | 柳(雨) | 柳に小野道風(20点) | ★☆☆☆☆ |
| 12月 | 桐 | 桐に鳳凰(20点) | ☆☆☆☆☆(最弱) |
札の絵柄と月の覚え方
月と絵柄の対応を覚えるには、語呂合わせや季節のイメージを活用するのが効果的です。
- 1月〜3月は「新年から春」:松(正月)→梅(早春)→桜(春爛漫)の順でイメージしやすい
- 7〜9月は「夏から秋」:萩(初秋)→芒(中秋の名月)→菊(秋の花)の流れで覚える
- 11月は「雨月」:柳(雨)は「雨の月=11月」と覚える例外的な存在
- 12月は「締めの桐」:桐は一年の最後を飾る締めくくりの花
また、花札の各月には光札(20点)・タネ札(10点)・短冊札(5点)・カス札(1点)の4種類があり、点数の高い札ほど絵柄が華やかで覚えやすいです。

花札の親決めでよくあるトラブルQ&A

実際に親を決める際に「どうすればいいの?」と迷うシーンをQ&A形式で解説します。
Q. 同じ月の札が出たらどうする?
Q. 2人がめくり札で同じ月の札を引いてしまいました。どうすればいいですか?
A: 同じ月が出た場合は、引き分けとして再度めくり直しをするのが基本ルールです。「最初に親の決め方で使った札は山札に戻す」のが任天堂公式ルールです。同じ月が出た場合は、点数の高い札(光札など)を引いた方が親になるというローカルルールを採用しているグループもあります。事前にどちらのルールを使うか合意しておくとスムーズです。
Q. ゲーム途中で親は交代する?
Q. 1ラウンドが終わったら親は変わりますか?それとも同じ人がずっと親ですか?
A: ゲームの種類によって異なります。こいこいでは、役を作った人(あがった人)が次のラウンドの親になるルールが一般的です。引き分け(流れ)になった場合は、同じ人が親を続けるか、交代するかはローカルルールで異なります。花合わせでは、基本的に1ラウンドごとに時計回りで親が交代する形式が多いです。
Q. 月の順番を間違えたらやり直し?
Q. めくり札で月の順番を勘違いして親を決めてしまいました。やり直す必要がありますか?
A: 発覚した時点でやり直すことが推奨されます。ゲームが進行中であれば、全員の合意のもとでやり直すか、そのまま続けるかを判断します。最初からやり直す場合は、手札を全て山札に戻し、再度シャッフルしてから親決めをし直してください。トラブルを防ぐためにも、事前に月の順番(早見表)を確認しておくことをおすすめします。
地域・ローカルルールによる親決めの違い

花札は地域によって様々なローカルルールが存在し、親の決め方もグループによって異なる場合があります。
「開始前にどの役を採用するか等の話し合いを充分にしておく」ことが重要とされるほど、地域差が大きいゲームです。
代表的なローカルルール3選
実際に使われているローカルルールの中から、代表的な3つを紹介します。
- ① 同月は点数の高い札優先ルール:めくり札で同じ月が出た場合、点数の高い札(例:光札20点>タネ札10点)を引いた人が親になる。再めくりの手間を省けるシンプルなルール。
- ② 前ゲームの勝者が次の親ルール:前のゲームで最も多くの点数を獲得したプレイヤーが次のゲームの最初の親になる。継続的に複数ゲームをプレイする際に採用されることが多い。
- ③ 毎ラウンド時計回り交代ルール:ゲームの勝敗に関わらず、毎ラウンド時計回りで親が交代する方式。公平性が高く、初心者を含むグループで人気のルール。

迷ったら「めくり札方式」がおすすめ
どの方式を使えばいいか迷った場合は、めくり札方式を選んでおけば間違いありません。
その理由は3つあります。
- ① 公式ルールに準拠:任天堂などの公式ルールで採用されているため、どこでも通用する
- ② 公平性が高い:ランダムに決まるため、特定の人が有利になることがなく全員が納得しやすい
- ③ 花札の雰囲気が損なわれない:じゃんけんなどと違い、花札の札を使うためゲームの世界観に溶け込む
初めて一緒にプレイする相手がいる場合や、オフィシャルな場でのプレイでは、必ずめくり札方式を提案しましょう。
花札のルール全般を動画で復習したい方はこちらも参考になります。
まとめ|花札の親決めをマスターしてスムーズにゲームを始めよう

この記事で解説した花札の親決めのポイントをまとめます。
- 最もスタンダードな方法はめくり札方式:山札から1枚ずつめくり、最も月の早い(数字が小さい)札を引いた人が親になる
- 3つの方法を場面で使い分ける:めくり札(公式・正式)/じゃんけん(カジュアル)/年長者・主催者(伝統的)から選択
- 人数によってルールが異なる:2人(こいこい)は先攻後攻の決定、3人(花合わせ)は親・胴二・ビキの順番決定が必要
- 月の順番は1月(松)が最強、12月(桐)が最弱:早見表を手元に置いてトラブルを防ごう
- 同じ月が出たらめくり直しが基本。ローカルルールを使う場合は全員で事前合意を
花札の親決めをしっかり理解しておくと、ゲーム開始がスムーズになり、プレイ全体の雰囲気も良くなります。
ぜひこの記事を参考に、家族や友人との花札を楽しんでください。
花札のルールをさらに詳しく学びたい方は、こちらの動画もあわせてご覧ください。


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