花札の花の名前を全解説|12ヶ月の植物と意味・覚え方まで

花札の花の名前を全解説|12ヶ月の植物と意味・覚え方まで

「花札の花の名前が覚えられない」「どの月にどの花が対応しているのかわからない」と感じていませんか?花札は12ヶ月それぞれに対応した植物が描かれた日本の伝統的なカードゲームです。この記事では、1月の松から12月の桐まで全12種類の花の名前・読み方・意味を徹底解説します。見分け方のコツや語呂合わせの暗記術も紹介するので、初心者でもすぐに覚えられます。

目次

【早見表】花札に描かれた花の名前一覧|12ヶ月の植物を一目でチェック

【早見表】花札に描かれた花の名前一覧|12ヶ月の植物を一目でチェック

花札は全部で48枚、12ヶ月×4枚の構成になっています。

各月には必ず1種類の植物が割り当てられており、その植物に関連した動物や景色が一緒に描かれています。

まずは全12ヶ月の花の名前を一覧で確認しましょう。

月別・花の名前クイックリスト

以下の表で、1月から12月に対応する植物を一目で確認できます。

旧暦の呼び名 花の名前 読み方 代表的な絵柄
1月 睦月(むつき) まつ 松に鶴
2月 如月(きさらぎ) うめ 梅に鶯
3月 弥生(やよい) さくら 桜に幕
4月 卯月(うづき) ふじ 藤に不如帰
5月 皐月(さつき) 菖蒲 あやめ 菖蒲に八ツ橋
6月 水無月(みなづき) 牡丹 ぼたん 牡丹に蝶
7月 文月(ふみづき) はぎ 萩に猪
8月 葉月(はづき) 芒(薄) すすき 芒に月・芒に雁
9月 長月(ながつき) きく 菊に盃
10月 神無月(かんなづき) 紅葉 もみじ 紅葉に鹿
11月 霜月(しもつき) やなぎ 柳に小野道風・柳に燕
12月 師走(しわす) きり 桐に鳳凰

参考:花札|こいこい – 日本の伝統的カードゲームの一種であり

花札の花が選ばれた理由|季節と日本文化のつながり

花札に描かれた植物は、日本の旧暦における季節の象徴として古くから親しまれてきたものばかりです。

松・梅・桜といった植物は、和歌や俳句にも頻繁に登場し、日本人の美意識や自然観と深く結びついています。

たとえば、1月の松は「常緑」つまり冬でも葉が落ちないことから長寿と繁栄の象徴とされ、正月の縁起物として選ばれました。

また、9月の菊は重陽の節句(9月9日)と関連し、7月の萩は「秋の七草」の筆頭として日本人に広く愛された植物です。

花札はもともと江戸時代中期に生まれたカードゲームであり、当時の庶民が親しんでいた季節の植物を題材にすることで、日本の四季折々の美しさを48枚の札に凝縮しています。

各植物と月の組み合わせは単なる装飾ではなく、日本の年中行事・節句・文化的背景と密接に結びついているのが特徴です。

花札の花の名前を月別に詳しく解説|読み方・意味・特徴

花札の花の名前を月別に詳しく解説|読み方・意味・特徴

ここからは12ヶ月それぞれの花について、読み方・意味・花札との関連性を詳しく解説します。

各月の札には光札・短冊札・カス札の4枚があり、それぞれ点数が異なります。

1月|松(まつ)─ 長寿と繁栄を象徴する正月の植物

花札 1月 松イラスト - No: 1183671|無料イラスト・フリー素材 ...

読み方:まつ/学名:Pinus

1月の花は松(まつ)です。

松は冬でも青々とした葉を保つ常緑樹であるため、古来より「不老長寿」「繁栄」の象徴として正月飾り(門松)にも使われてきました。

花札の1月札では、松に鶴(まつにつる)が代表的な絵柄で、20点の光札に描かれています。

鶴も長寿の象徴であり、松×鶴の組み合わせは「鶴は千年、亀は万年」という縁起の良さを表す最高峰の札として位置づけられています。

また、赤い短冊が描かれた「松に赤短(まつにあかたん)」の札もあり、三光・五光などの役に絡む重要な札です。

松は日本全国に自生し、特に海岸沿いや山地に多く見られる針葉樹で、その強靭さと生命力が縁起の良さの由来となっています。

2月|梅(うめ)─ 早春を告げる希望の花

読み方:うめ/学名:Prunus mume

2月の花は梅(うめ)です。

梅はまだ寒い2月頃から花を咲かせ、春の訪れを最初に告げる植物として「希望」「忍耐」を象徴しています。

花札の2月札では、梅に鶯(うめにうぐいす)が代表的で、10点の種札として描かれています。

「梅に鶯」という取り合わせは、日本では「相性の良いもの同士」「理想的な組み合わせ」を表す慣用句としても使われます。

梅の香りは古来より愛されており、『万葉集』でも多数詠まれている歴史的に重要な植物です。

花札の梅は紅梅(こうばい)として描かれることが多く、赤みがかったピンク色の花が特徴的です。

3月|桜(さくら)─ 日本を代表する春の象徴

読み方:さくら/学名:Prunus × yedoensis

3月の花は桜(さくら)です。

桜は日本を象徴する花として世界的にも知られており、3月から4月にかけて満開を迎えます。

花札の3月札では、桜に幕(さくらにまく)が20点の光札として最も有名で、花見の情景が描かれています。

幕(まく)は花見の際に張られる宴会の幕を意味しており、平安時代から続く「お花見文化」を象徴しています。

また、「桜に赤短(さくらにあかたん)」も存在し、こいこいでは「赤短」の役に使われる重要な札です。

桜の花びらが散る様子は「もののあわれ」という日本独特の美意識を表現しており、武士道の象徴でもありました。

4月|藤(ふじ)─ 優美に垂れ下がる初夏の花

読み方:ふじ/学名:Wisteria floribunda

4月の花は藤(ふじ)です。

藤は4月から5月にかけて紫色の花を房状に垂れ下げて咲く、非常に優美な植物です。

花札の4月札では、藤に不如帰(ふじにほととぎす)が10点の種札として描かれています。

不如帰(ほととぎす)はカッコウ科の鳥で、初夏に鳴き声を響かせることから「夏を告げる鳥」として詩歌に多く登場します。

藤は平安貴族が愛した植物で、藤原氏の家紋にも使われるなど高貴さと優雅さの象徴として日本文化に深く根付いています。

花札では「黒豆(くろまめ)」とも呼ばれることがあり、藤の実が黒豆に似ているためという説があります。

5月|菖蒲(あやめ)─ 端午の節句を彩る花

読み方:あやめ/学名:Iris ensata

5月の花は菖蒲(あやめ)です。

菖蒲は5月5日の端午の節句(こどもの日)と深い関わりがあり、厄除け・魔除けの植物として古くから重宝されてきました。

端午の節句には「菖蒲湯(しょうぶゆ)」に入る風習があり、これは武道の上達や健康を願う意味があります。

花札の5月札では、菖蒲に八ツ橋(あやめにやつはし)が10点の種札として描かれています。

八ツ橋は愛知県の八橋(やつはし)という地に実在した板橋で、在原業平が詠んだ和歌「かきつばた」で有名な歌枕の地です。

なお、「菖蒲」と「花菖蒲(はなしょうぶ)」「カキツバタ」は混同されやすいですが、花札ではこれらを総称してあやめとして描いています。

6月|牡丹(ぼたん)─ 百花の王と呼ばれる豪華な花

読み方:ぼたん/学名:Paeonia suffruticosa

6月の花は牡丹(ぼたん)です。

牡丹は中国原産の植物で、「百花の王」と呼ばれるほど格調高く豪華な花です。

日本には奈良時代に渡来し、平安時代には貴族の間で広く栽培されるようになりました。

花札の6月札では、牡丹に蝶(ぼたんにちょう)が10点の種札として描かれており、美しい花と蝶の組み合わせが絵画的な美しさを表現しています。

実際の牡丹の開花時期は5月頃ですが、旧暦との対応や花の格式の高さから6月に割り当てられたとされています。

牡丹の花言葉は「王者の風格」「富貴」であり、武家文化でも紋章に使われた権威の象徴です。

7月|萩(はぎ)─ 秋の七草の一つ

読み方:はぎ/学名:Lespedeza

7月の花は萩(はぎ)です。

萩は秋の七草の一つとして知られ、万葉集でも最も多く詠まれた植物とされています。

秋の七草とは「萩・尾花(すすき)・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗」の7種で、秋を代表する花として古くから愛されてきました。

花札の7月札では、萩に猪(はぎにいのしし)が10点の種札として描かれています。

この猪は「猪鹿蝶(いのしかちょう)」という有名な役の構成要素で、7月の萩に描かれた猪・10月の紅葉に描かれた鹿・6月の牡丹に描かれた蝶の3枚で成立します。

萩の小さなピンク・紫色の花が細い枝に密集して咲く姿は、秋風にゆれる風情があり、日本の秋の原風景として親しまれています。

8月|芒/薄(すすき)─ 月見の情景を描く秋草

読み方:すすき/学名:Miscanthus sinensis

8月の花は芒・薄(すすき)です。

すすきは秋の七草の一つ「尾花(おばな)」とも呼ばれ、日本の秋の風物詩として欠かせない植物です。

花札の8月札では、芒に月(すすきにつき)が20点の光札として描かれており、満月とすすきの情景はお月見(中秋の名月)を表しています。

また、「芒に雁(すすきにかり)」の10点種札もあり、秋空を渡る雁の群れとすすきの組み合わせが日本的な秋の哀愁を表現しています。

すすきは秋になると白い穂を出して風にそよぐ姿が美しく、月見団子とともにお供え物として飾られる風習があります。

花札では「芒」と書いて「すすき」と読む点に注意が必要で、初心者が読み方を間違えやすい植物の一つです。

9月|菊(きく)─ 長寿を願う重陽の節句の花

読み方:きく/学名:Chrysanthemum morifolium

9月の花は菊(きく)です。

菊は9月9日の重陽の節句(ちょうようのせっく)に深く関連しており、中国から伝来した長寿を願う行事「菊の宴」と結びついています。

重陽の節句では菊酒(きくざけ)を飲んで長寿を願う風習があり、菊は「不老不死」の象徴とされてきました。

花札の9月札では、菊に盃(きくにさかずき)が10点の種札として描かれており、菊酒の習慣を反映しています。

菊は日本の皇室の紋章にも使われる国花の一つで、皇族のパスポートにも菊の紋が記されているほど格式ある植物です。

花札では黄色い菊の花が描かれており、秋の深まりとともに鮮やかに咲く様子が表現されています。

10月|紅葉(もみじ)─ 錦秋を彩る日本の秋

読み方:もみじ/学名:Acer palmatum

10月の花は紅葉(もみじ)です。

厳密には「花」ではなく秋に色づく葉ですが、花札においては10月を代表する植物として描かれています。

花札の10月札では、紅葉に鹿(もみじにしか)が10点の種札として描かれており、秋の山の情景を表しています。

この鹿は「猪鹿蝶(いのしかちょう)」役の「鹿」として、花札で最も重要な役の一つを担っています。

紅葉の赤・橙・黄色が重なる「錦秋(きんしゅう)」の景色は、日本の秋を象徴する最も美しい風景の一つとされています。

紅葉狩り(もみじがり)という言葉があるように、秋に紅葉した山や庭園を鑑賞する文化は平安時代から続く日本固有の慣習です。

11月|柳(やなぎ)─ 雨札として知られる特殊な月

読み方:やなぎ/学名:Salix babylonica

11月の花は柳(やなぎ)です。

柳は他の月と異なり、花ではなく樹木そのものが描かれており、雨の情景とともに表現されているため「雨札(あめふだ)」とも呼ばれます。

花札の11月札で最も有名なのは、柳に小野道風(やなぎにおののとうふう)の20点光札です。

小野道風(894年〜966年)は平安時代の書家で、「カエルが柳の枝に飛び移ろうと何度も挑戦するのを見て諦めずに書道の修行を続けた」という逸話で知られています。

この月はほかにも「柳に燕(やなぎにつばめ)」の10点種札があり、雨中に飛ぶ燕と柳の風景が描かれています。

11月が柳になった理由については諸説ありますが、晩秋から初冬にかけての雨がちな季節の情景と、柳の枝が雨に揺れる様子が結びついたと考えられています。

12月|桐(きり)─ 最高位の札に描かれた高貴な植物

読み方:きり/学名:Paulownia tomentosa

12月の花は桐(きり)です。

桐は日本において古来から最高位の植物として扱われており、皇室の紋章にも桐(五七桐)が使われています。

花札の12月札では、桐に鳳凰(きりにほうおう)が20点の光札として描かれており、花札の中で最も格式が高い札の一つです。

鳳凰(ほうおう)は中国の伝説上の鳥で、「桐の木にしか止まらない」という伝説があることから桐と鳳凰の組み合わせが生まれました。

桐は実際には初夏(5〜6月)に薄紫色の花を咲かせますが、桐の木材の価値の高さ・紋章としての格式から12月の最後の月に配置されたとされています。

参考:花札の謎シリーズ!12月札『桐に鳳凰』 – 大石天狗堂

また、12月のカス札は他の月のカス札より点数が高く設定されているルールもあるほど、特別な扱いを受けています。

間違えやすい花札の花の見分け方|似ている絵柄を比較

間違えやすい花札の花の見分け方|似ている絵柄を比較

花札を始めたばかりの人がよく悩むのが、似ている絵柄の見分け方です。

ここでは特に混同しやすい組み合わせについて、見分けるためのポイントを解説します。

萩(7月)と芒(8月)の見分けポイント

萩と芒(すすき)は、どちらも秋を代表する植物で、似たような草原の雰囲気を持つため混同しやすい組み合わせです。

萩(7月)の見分け方:

  • 小さなピンク・紫色の花が多数ついている
  • 枝が細く、花が密集して咲いている
  • 描かれている動物は「猪(いのしし)」
  • 背景は比較的明るい

芒・薄(8月)の見分け方:

  • 茎が太く、白・銀色の穂(ほ)が特徴的
  • 穂がふわふわと広がっている
  • 描かれているのは「月」または「雁(かり)」
  • 光札には大きな満月が描かれている

最も簡単な見分け方は「動物で判断する」ことです。猪が描かれていれば萩(7月)、月や雁が描かれていれば芒(8月)と覚えましょう。

菖蒲(5月)と藤(4月)の違い

菖蒲と藤もどちらも紫系の花を持つため、初心者が混同しやすい組み合わせです。

菖蒲(5月)の特徴:

  • アヤメ科の花で、縦に立って咲く
  • 花の根元に黄色い模様がある紫色の花
  • 八ツ橋(木製の橋)が描かれていることが多い
  • 種札には橋のような構造物が描かれている

藤(4月)の特徴:

  • マメ科の植物で、房状に垂れ下がるのが最大の特徴
  • 紫色の小花が連なって房になっている
  • 種札には不如帰(ほととぎす)という鳥が描かれている
  • 上から下に垂れ下がるシルエットが特徴的

最も確実な見分け方は「花の向き」です。上に向かって咲いている紫の花なら菖蒲(5月)、下に垂れ下がる房状なら藤(4月)です。

花札の絵柄と実際の花はどう違う?

花札の絵柄はデフォルメされた図案であるため、実際の植物と印象が異なる場合があります。

開花時期のズレ:花札の月割りは旧暦を基準にしており、現在の新暦と約1〜2ヶ月のズレがあります。

例えば、3月の桜は現在の暦では4月に満開を迎えるのが一般的ですが、旧暦の3月頃が新暦の4月に相当するため、実際の開花時期とおおむね一致しています。

デザイン上の简略化:花札は約3cm×5cm程度の小さなカードのため、植物の特徴を簡略化・象徴化して描いています。

  • 松は鳥居のような形に図案化されることが多い
  • 桐の葉は非常に大きく描かれ、鳳凰が止まりやすい形に強調されている
  • 萩は小さな花の集合体として描かれており、実物と比べてカラフル

また、11月の柳・12月の桐は厳密には「花」ではなく、樹木・葉の植物ですが、花札では「その月を代表する植物」として採用されています。

花札の花の名前を簡単に覚える方法|語呂合わせ&ストーリー暗記術

花札の花の名前を簡単に覚える方法|語呂合わせ&ストーリー暗記術

12ヶ月分の花の名前をすべて覚えるのは最初は大変に感じるかもしれません。

しかし、語呂合わせやストーリー記憶法を使えば、短時間で効率よく暗記できます。

語呂合わせで12ヶ月を一気に暗記

以下の語呂合わせで、1月から12月の花を一気に覚えましょう。

「松(1)梅(2)桜(3)藤(4)菖蒲(5)牡丹(6)萩(7)芒(8)菊(9)紅葉(10)柳(11)桐(12)」

語呂合わせ例:「まつ・うめ・さく・ふじ・あや・ぼた・はぎ・すす・きく・もみ・やな・きり」

最初の2文字をリズムよく読むだけで12種類が覚えられます。

別の覚え方として、「松梅桜藤(まつうめさくらふじ)で春の4ヶ月」と季節でグループ化するのも効果的です。

  • 春(1〜3月):松・梅・桜(正月〜春爛漫の花)
  • 初夏(4〜6月):藤・菖蒲・牡丹(五月・端午の節句ごろ)
  • 秋(7〜10月):萩・芒・菊・紅葉(秋の七草・月見・紅葉)
  • 晩秋〜冬(11〜12月):柳・桐(雨季・冬支度)

季節の流れで覚えるストーリー記憶法

数字の羅列より、ストーリーとして記憶する方が長期記憶に残りやすいです。

以下のストーリーで12ヶ月を流れとして覚えましょう。

「お正月に飾りを飾り(1月)、寒い中にが咲いた(2月)。春になるとが満開(3月)、藤棚にが咲き(4月)、こどもの日に菖蒲湯に入る(5月)。初夏に百花の王牡丹が咲き(6月)、秋にはが揺れ(7月)、満月とすすきでお月見(8月)。重陽の節句に酒(9月)、山の紅葉狩り(10月)、秋雨にが揺れ(11月)、の木に鳳凰が降り立ち(12月)新年を待つ。」

このストーリーを一度声に出して読むだけで、12ヶ月の流れが自然に頭に入ります。

植物と日本文化の関連を学ぶ動画も参考になります:

スマホ保存・印刷OKの花札一覧表

暗記の補助として、以下のコンパクトな一覧表を活用してください。

読み 一緒に覚えるキーワード
1月 まつ 鶴・門松・長寿
2月 うめ 鶯・春告げ・梅見
3月 さくら 幕・花見・もののあわれ
4月 ふじ 不如帰・垂れ下がる・貴族
5月 菖蒲 あやめ 八ツ橋・端午・厄除け
6月 牡丹 ぼたん 蝶・百花の王・豪華
7月 はぎ 猪・秋の七草・ピンク
8月 すすき 月・雁・お月見
9月 きく 盃・重陽・国花
10月 紅葉 もみじ 鹿・錦秋・紅葉狩り
11月 やなぎ 小野道風・雨・燕
12月 きり 鳳凰・最高位・皇室紋

参考:初心者向け|花札の月と花の名前・読み方・覚え方まとめ、図解付き

花札の花の名前に関するよくある質問

花札の花の名前に関するよくある質問

Q. 花札の「坊主」は何の花?

A: 「坊主(ぼうず)」とは8月の芒(すすき)のカス札のことを指します。

芒のカス札には特に動物や人物が描かれておらず、すすきの穂だけが描かれているため、何もない「坊主頭」に例えて「坊主」と呼ばれるようになりました。

一部のゲームルール(花合わせなど)では、この坊主札を特別扱いするルールがあります。

Q. なぜ11月の柳に雨が描かれている?

A: 11月の柳が「雨札」と呼ばれる理由は、晩秋から初冬にかけての雨の多い季節と柳の雨に揺れる情景が結びついたためです。

また、光札に描かれた「小野道風(おののとうふう)」の逸話も関係しており、カエルが雨の中で柳に飛びつこうとしている場面が描かれています。

11月は花札の中で最も複雑な構成の月で、他の月と異なる特殊なルールが設けられているゲームもあります。

Q. 花札の花は実際の開花時期と合っている?

A: おおむね一致していますが、旧暦基準のためズレがある場合があります。

花札は旧暦(太陰太陽暦)をベースにしており、現在の新暦と約1〜2ヶ月の差があります。

例外として、6月の牡丹は実際には5月頃、12月の桐は5〜6月が開花時期であり、植物の格式や文化的意味から月割りに採用されています。

Q. 花札の絵柄に描かれた動物にはどんな意味がある?

A: 花札に描かれた動物はそれぞれ縁起や季節の象徴を持っています。

  • 鶴(1月・松):長寿・幸運の象徴
  • 鶯(2月・梅):春の訪れを告げる鳥
  • 不如帰(4月・藤):夏を告げる声の鳥
  • 猪(7月・萩):勇気・猪突猛進の象徴
  • 雁(8月・芒):秋の渡り鳥、旅立ちの象徴
  • 鹿(10月・紅葉):神の使い・秋の自然の象徴
  • 小野道風(11月・柳):諦めない精神・書道の神様
  • 鳳凰(12月・桐):吉兆・最高の霊鳥

これらの動物と植物の組み合わせは、日本の古典文学・年中行事・吉祥文化から選ばれており、花札全体が日本文化の百科事典とも言える奥深さを持っています。

花札の絵柄についてさらに詳しく知りたい方は、以下の動画も参考になります:

まとめ|花札の花の名前を覚えてゲームをもっと楽しもう

まとめ|花札の花の名前を覚えてゲームをもっと楽しもう

この記事では、花札に描かれた12ヶ月の花の名前と意味を徹底解説しました。

最後に、重要なポイントをまとめます。

  • 花札は旧暦の季節に基づいた12種類の植物が1月から12月に割り当てられている
  • 松・梅・桜などは日本の年中行事や節句と深く結びついており、文化的背景を理解すると記憶しやすい
  • 萩と芒、菖蒲と藤など似た絵柄は「一緒に描かれた動物・景色」で見分けるのが最も確実
  • 語呂合わせ「まつ・うめ・さく・ふじ・あや・ぼた・はぎ・すす・きく・もみ・やな・きり」で12ヶ月を一気に覚えられる
  • 12月の桐に描かれた鳳凰は花札最高位の組み合わせであり、日本文化における格式と象徴性が凝縮されている

花の名前を覚えることで、こいこいや花合わせのゲームで役の成立が素早く判断でき、ゲームの楽しさが格段にアップします。

また、花札の絵柄を通じて日本の四季・文化・歴史を深く知ることができるのも花札の大きな魅力です。

ぜひこの記事の一覧表を保存して、実際に花札を手に取りながら確認してみてください。

参考:花札 – Wikipedia / 【花札のルール】子供でも遊べる花合わせ「いのしかちょう」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次